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安心して水が飲めるようになった新疆の貧困層

2020-11-16 | ソース:人民網日本語版

日本語辞書:

  新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什(カシュガル)地区の伽師(ファイザバード)県江巴孜郷依排克其村にある伊米提・艾山さんの家で、伊米提さんは庭の水道の蛇口をひねり、石けんで手をきれいに洗った後、水を手ですくってそのまま飲み干し、こう言った。「この水は美味しい。そのまま飲める!」(文/人民日報・李亜楠)

  今年5月20日から、伊米提さんを含むファイザバード県の1万5300人の貧困層が安心して水を飲めるようになり、ファイザバード県を含め、各民族47万人以上の飲用水問題が解決された。これにより、新疆のすべての貧困層の人々が安全な水を飲めるようになった。

庭の水道で手を洗う伊米提・艾山さん(撮影・李亜楠)。

  伊米提さんは今年すでに80歳になる。物心ついてから、その暮らしには常に「溜池」が欠かせなかった。至るところに作られた溜池には、出水期に水路の水や雪解け水、雨水が引き入れられ、人と家畜の水源となってきた。「遠いところだと2キロ以上、近いところでも1キロ近い距離があった。そこから水桶で水を汲んで家まで帰らなければならなかった」と伊米提さんは言う。

  溜池の水は滞留水で、人も家畜も飲み、さまざまな物が浮かんでいるため、苦労して汲んできた水もすぐに飲むことはできず、まずはろ過して不純物を沈殿させなければならない。水の色はまさに千変万化で、赤褐色のこともあれば、緑色になっていることもあった。

そんな水はどんな味がするのだろうか?伊米提さんは眉根を寄せ、「苦いんだよ!青々とした木の葉を噛んだ時のように苦い。それに飲むとお腹が痛くなる。でも腹痛を繰り返すうちに慣れてしまったよ」と言う。1974年、伊米提さんは溜池の水を飲みすぎて病気になってしまい、70日以上も入院したこともあった。

新疆・ファイザバード県で、村のレストランが設置した自動センサー付きの蛇口(撮影・単坤)。

  不衛生な溜池の水を長年飲んでいたため、水系伝染病や風土病が頻繁に発生した。そんな溜池の水を、伊米提さんは57年間も飲んできた。ファイザバード県の都市・農村飲用水安全管理総合ステーション長の韓慧傑氏は、「これまで何年も連続で、自治区の疾病予防管理センターのスタッフがファイザバード県に駐在して活動を展開してきた」と話す。

  1997年、隣の疏勒(ケシケル・イェンギシェヘル)県にある動力付きポンプ井戸7本から、伊米提さんの家まで水道管が引かれた。2005年頃、ファイザバード県でもポンプ井戸が30本掘られ、県全域の人々が溜池の水と完全に別れを告げた。

しかし、地下から汲み上げた水道水を飲み始めて何年も経たないうちに、伊米提さんは水がしょっぱくなったことに気づいた。

  これはいったいどういうわけだろうか?「地震ですよ!」と韓氏は説明する。ファイザバード県は南天山柯坪地震断裂帯上に位置し、大小の地震が絶えない。一度地震が起こると、地下の水位に変化が生じ、水質も悪化する。ポンプ井戸を掘っても、2-3年ほど経つと水質がダメになってしまうのだ。

  2014年、中国はファイザバード県の飲用水の安全性に関する問題を国家重点民生プロジェクトに組み入れた。技術者は水を探してファイザバード県中を歩き回り、すべての可能な状況を検討した結果、最終的に他県から水を引くことを決定した。ムスタグアタ山の氷河の雪解け水が流れる盖孜川から取水し、809万立方メートルの砂沈殿池で沈殿させた後、総浄水場で処理し、3つの県を跨ぎ、1827キロを越える水道管を経由して、ファイザバード県の各世帯へと水道を引いた。

  2019年5月、取水、送水、給水の3つの部分から成るファイザバード県の都市・農村飲用水安全プロジェクトが正式に着工。投資総額は17億4900万元(1元は約15.9円)で、1日の処理能力が8万5千立方メートルに達する総浄水場、新規建設または拡張建設した17の浄水場を含むもので、国内で現時点において単体として投資規模が最大の飲用水安全プロジェクトとなった。

  5月20日、きれいで美味しい盖孜川の水が水道から流れ出た。各指標もすべて国家飲用水基準に達した。

  「これは貧困脱却の難関攻略プロジェクトであり、民生プロジェクトでもある」と韓氏は言う。韓氏によると、水質改善プロジェクトが終わった後、地下水を節約し、水源を涵養するため、県全域で灌漑や飲用水のポンプ井戸140本の使用を停止したという。

  「十三五(第13次五か年計画)」の実施以来、新疆では農村飲用水安全プロジェクトを400件以上実施し、すべての貧困層の飲用水の問題が解決され、南新疆では砂漠や辺鄙な高地、寒冷地にあり水道が引かれていなかった67の村全てに水道が通り、農村の水道普及率は90%以上に達し、全国平均を上回った。2005年と比べ、水系伝染病の発病率は80%低下した。

  今では、伊米提さんの家では台所とトイレ、庭にそれぞれ1つ水道が引いてあり、蛇口をひねるだけで美味しい水を飲むことができるようになった。「生きているうちにこんなにきれいで美味しい水を飲めるようになるなんて、思ってもみなかったよ」と伊米提さんは笑顔で話した。(編集AK)