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新疆 伝統文化ムカムの伝承と保護

2009-11-23 | ソース:人民網

  「ウイグル族がいれば、ムカムがある」ということわざがあるほど、ムカムはウイグル族が伝承してきた文化の中でも素晴らしい価値を持つ。ムカムとは、ウィグル族が住んでいるオアシスを舞台に、中華文明、ギリシャ文明、アラビア文明が溶け合い、歌や舞踊などが一体になった総合音楽形式で、ユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」に指定されたのは2005年11月25日。ムカムを若者に伝えていくために ムカム研究会の会長である新疆ウイグル族自治区(以下、新疆自治区)文化庁のアブリズ?アブドレイム庁長は、「新疆自治区は文化的資源に恵まれた地域。私たちにとって重要な任務は、こうした文化的資源を保護し、具体的にムカムを若者に伝えていくことだ」と話す。

 新疆自治区は伝統文化を伝承するために、10カ所(2カ所は大規模、8カ所は小規模)のムカム教育センターを設立し、2006年にはツルパン?ムカム教育センターを建設した。このセンターではムカムの芸術家による演奏や、ムカム伝授のプラットフォームを提供している。

 また2008年には、229人のムカムの指導者を認可し、月に450元の政府特別補助金を拠出するなど、ムカムの保護や周知を目的に音や映像のディスクや書籍を多く発行した。その他にも新疆芸術研究所や新疆自治区のいくつかの大学では、ムカムに関した授業を設け、大学院生を対象としたムカムの科目を設置する大学もある。

 新疆自治区政府は2006年、180万元を投じて「ムカムの春」という大規模な興行をサポートし、2005年から2007年にかけては台湾地域でも公演が行なわれ、観客たちはよく分からない歌詞ながら、音楽と踊りをとても楽しんだという。

ドラマ「ムカムの往事」が放映

 中央テレビ局(CCTV)では5月下旬から、ドラマ「ムカムの往事」(23回)が放送されることになっている。アブリズ氏は、「この伝統的な芸術形式をより多くの人たちに紹介するために、私たちは何か新しい方法を探していた。このドラマの放映でムカムをより多くの人に知ってもらえるかもしれない」と話す。

 現存するムカムの代表作は「12ムカム」。ウェブサイト「Tianshannet.com.cn」のライラ?アツィズ編集者が、「新疆では、『ウイグル族はムカムの中で生まれムカムの中で死ぬ』ということわざがある」と話すように、ムカムはウイグル族の人たちにとって、なくてはならない大切な伝統文化である。